Apple Watchは、トライアスロンのバイクトレーニングで使えるか

AppleのCMを見る限り、 Apple Watchは、かなりヘルスケアにチカラを入れている感じで、トレーニングなどに使えそうな気がしますよね。
ランニングでは十分に使えそうな感じもするのですが、トライアスロンで一番時間を費やすバイクトレーニングではどうなのか。。。
Apple Watchを、バイクトレーニングでどれだけ使えるのかを、実際に一ヶ月間使い倒して調べてみましたので、ご紹介させてもらいます。
▼スイムはこちら
標準「ワークアウト」アプリを使用
Apple Watchに対応した自転車関係アプリはいくつかあるのですが、標準でインストールされている「ワークアウト」アプリにも「サイクリング」が選べるので、まずはこちらを使ってみることにしました。

「バイクトレーニング」ではなく「サイクリング」と表示されているところに、Apple Watchでのワークアウトは本格的なことを想定していないような気がしますね
▼「距離」「時間」「カロリー」でゴールを設定できます。
しかし、バイクでトレーニングに出る場合は予めコースをだいたい決めて出ていくことが多いので、どれかをクリアしてから帰ってくるということは、まず無いような気がします。
▼実際に計測したコース
▼詳細データ
距離、平均速度、獲得標高、消費カロリー、心拍数など、通常見るくらいのデータは、記録してくれています。
ただバイクトレーニングでは、チェックしておきたいケイデンス(ペダルを1分間に回す回数)を計測する方法が無いのが、かなり辛いです。
また、このくらいの距離、時間であれば問題はありませんが、使用状況によっては3〜4時間でバッテリーがなくなってしまうことから、100kmくらいはなんとかなるかも知れませんが、余裕を持って考えるとApple Watchは50kmくらいのトレーニングでの使用が限界なんじゃないかと思います。
うえせいはSTRAVAアプリを使用する
STRAVAというのは、ランニング、バイク、スイム、その他さまざまなスポーツの記録をデータ化して記録・保存できて、その内容をSNSのようにして、STRAVA上で繋がっている知人たちに公開できるという、スポーツ版のSNSといったイメージのサービスです。
パソコンでも、iPhone、Androidでも使用ができる上、Apple Watchにも対応しています。
うえせいは、以前からGARMIN(ガーミン)時計で計測したデータを、STRAVAにも連携して公開できるようにしていて、STRAVA上で知人とやりとりをしていました。
Apple Watch標準ワークアウトアプリが、STRAVAにも公開できるようにできればいいのですが、STRAVA→ワークアウトアプリはできても、その逆はできないので、ボクうえせいの場合Apple Watchをバイクトレーニングで使うなら、STRAVAで記録するこになると思います。
▼STRAVAで計測して、スマートフォンで確認
STRAVAでも、ワークアウト標準アプリと同じような計測データを記録することができます。
しかし、ワークアウトアプリ同様、心拍センサー以外のセンサーを同期してくれないApple Watchでは、ケイデンスが計測できず、バイクトレーニングのデータとしてはちょっと足りない感じがします。
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心拍数の計測について
GARMIN(ガーミン)時計同様に、腕時計の腕に当たる部分に光学式心拍センサーを内蔵していて、それで心拍数を計測するのですが、胸に巻くタイプで心電式のもの比べると精度が低くなるようです。
このため、Apple Watchでも胸ベルトタイプでBluetoothに対応したものであれば、接続して使用することができます。
心拍数を正確に計測したいときには、嬉しいですね。
▼WAHOOの心拍ベルトだったら、ANT+とBluetoothの2つの通信規格に対応しているので便利!
▼上腕部に巻くタイプもある
室内ライド(ローラー台)で使う
Apple Watchは、屋外のバイクトレーニングでも使うことができるので、GPSを必要としない室内でも、もちろん使うことはできます。
しかし、室内の場合、ケイデンスセンサーとスピードセンサーを接続することができないと、時間と心拍数しか分からず、なんのトレーニングをしたかもよくわからない記録しか残りません。
試しに接続してみようとしましたが、心拍センサーのみ接続できて、後は「接続中・・・」のままで、ケイデンスセンサーもスピードセンサーも見つけてくれませんでした。

Bluetooth接続機能自体はあるので、アップデートで対応してほしいですね
【結果として】Apple Watchでバイクトレーニングは「使えなくもない」というイメージ
一番大きな問題であるGPSを使った状態でのバッテリーの稼働時間ですが、3〜4時間はもつのでその範囲内でのトレーニングでは使えると思います。
しかしバイクに乗り始めると、普通にそれ以上乗っていることも少なくないので、ボクがApple Watchをトレーニングで使い続けるなら、バイクだけはエントリーモデルでもいいので、GARMIN(ガーミン)のサイクルコンピューターを使い、バイクのときはApple Watchは普通の時計として使い、バイク以外のトレーニングでApple Watchを使うようにするでしょうね。
その他、良かった点と気になる点は次の通りです。
Apple Watchでバイクトレーニングをしてみて、良かったところ
- 距離、平均速度、獲得標高、消費カロリー、心拍数など、一通りの計測はできる
- 心拍センサーは接続できる
- コンビニで、Apple Payを使えるので財布もスマホも持たずにバイクトレーニングに出かけられる
Apple Watchでバイクトレーニングをしてみて、気になったところ
- ケイデンス・スピードセンサーと接続ができないため、その数値が分からない
- 基本的にブラックアウト状態なので、数値を見るために手首を動かすのは面倒
- 明らかに落車のときぶつけると壊れそう
Apple Watchと併用におすすめのGARMIN(ガーミン)サイクルコンピューター
他のアクティビティで使えるかも試しています
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