VO2Maxとは?GARMIN(ガーミン)のGPS腕時計を使って計測!

持久系のスポーツをしていると、VO2Max(最大酸素摂取量)という数値を目にすることが多くなってきました。
VO2Max(最大酸素摂取量)というのは、日本語でいうと最大酸素摂取量なんですが、それって一体なにか?ということを、わかりやすくまとめました。
フルマラソンやトライアスロンをただ完走するだけじゃなくて、ちょっとだけでもいいから、自分のタイムを縮めたいという人に読んで参考にしてもらえると嬉しいです。
VO2Maxとは?GARMIN(ガーミン)のGPS腕時計を使って計測!
最大酸素摂取量は、個人が摂取できる単位時間当たりの酸素摂取量(l/分、あるいは ml/kg/分)の最大値である。運動中の酸素摂取量は、活動筋でのエネルギー産生量を反映している。その最大値すなわち最大酸素摂取量が大きいほど多くのエネルギーを産生する事ができ、より高い強度の運動をより長い時間実施できる。すなわち最大酸素摂取量は全身持久力を評価する指標である。
ちょっと、難しいのでかみ砕いて説明すると、VO2maxのVは、ボリューム(量のこと)で、O2は、もちろん酸素。
そして、最後のMaxは最大のこと。
つまり、最大酸素摂取量(VO2max)というのは、1分間に体重1kgあたりにどれだけの酸素を取り込めるのか?という数値となります。

ちなみに、単位にはml(ミリリットル)やで!
GARMIN(ガーミン)の動画を見るとわかりやすいので見てみてください。

最大酸素摂取量(VO2Max)の意味はわかったけど、それが高いと何がいいの?
運動する時には、カラダの中にある糖や脂肪というエネルギーを、じゃんじゃん燃焼させてパワーに変えていきます。
すごく簡単にいうと、その燃焼をさせるために酸素が必要なのです。
つまり、運動するときにたくさん酸素が取り込めると、その分エネルギーを効率よく燃焼させることができるため、一定時間あたりに取り込める酸素の量の数値である最大酸素摂取量(VO2max)が多いほうがいいってことになるのです。
残念ながら、VO2Max(最大酸素摂取量)は加齢によって低下
性別/年齢 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
---|---|---|---|---|---|
男性 | 40 | 38 | 37 | 34 | 33 |
女性 | 33 | 32 | 31 | 29 | 28 |
この表でも見て分かるように、加齢とともに徐々にVO2maxは落ちてくるものなのです。
しかし、あくまでこれは基準値であって、運動をして心肺機能を高めることで、年齢が高くてもVO2maxの数値を向上させることが可能です。
このブログを読んでいる方は、おそらく何らかの運動をしている方なのでないとは思いますが、もしこの数値より低い場合は、明らかに運動不足なので、生活習慣病の予防ののリスクも高くなります。

この基準値は上回るように、運動しましょうね!

ちなみに、うえせいはどのくらいなの?

ボクのVo2maxは、「48」です!
20歳台の基準値よりも高い数値が出ていますが、トップアスリートにもなると80とか叩き出してしまうらしいので、ボクもまだまだ頑張れるってことですね!
VO2Max(最大酸素摂取量)の計測方法
GARMIN(ガーミン)のGPS腕時計を使ってVO2Max(最大酸素摂取量)を計測
一番手軽に最大酸素摂取量(VO2Max)を計測する方法が、GARMIN(ガーミン)のVO2MAX機能を搭載したモデルを腕に装着して走ることです。
なんせ、腕につけて走るだけなので、とっても簡単です。
運動を継続していくと、この数値もアップしてくるので、自分のカラダの運動能力向上を実感できるし、ボクはGARMIN(ガーミン)を使用して自分チェックをすることが大好きです。
ボクうえせいのVO2Max(最大酸素摂取量)の測定値

2020年5月は新型コロナウィルスの影響で、スポーツクラブが休み。6月は膝を痛めてランニングを休んでいたことから、VO2Maxがかなり落ちていますね。
このようにずっと計測して「GARMIN Connect」で確認すると、トレーニングによってどう変化したかがよくわかりますね。
その他のVO2Max(最大酸素摂取量)計測方法
心拍数でVO2Max(最大酸素摂取量)を計算する
最大酸素摂取量(VO2max) = 15 ☓ 最大心拍数 ÷ 安静時心拍数
最大心拍数は、1500mを全力で走ったときの心拍数を計測すればいいのですが、普段運動していない人がソレをすると、かなりしんどいことになるので、普通は、「220 – 年齢」で出てきた数値がそれになります。

ボクの場合だと、「220 – 47 = 173」ということになりますね
そこから、安静時の心拍数は寝起きすぐのぼーっとした状態の時の心拍数を測るとわかります。

ボクの場合は、安静時は54なので、「15×173÷54=48」となり、GARMIN(ガーミン)で計測したものと同じになりました。
12分間走をしてVO2Max(最大酸素摂取量)を計測する
ケネス・クーパーという軍医が1960年代後半にアメリカ空軍にて研究を行った成果の一つクーパーテストという、12分間走の走行距離から推測する方法を使います。
最大酸素摂取量(VO2max) = (12分の走行距離メートル – 505) / 45
12分間、死ぬほど追い込んでどれだけ走れるかを計測して計算するので、なかなかしんどいことになります。
ちなみにボクだと、キロ4分ちょっとなので、だいたい2800mくらい走れます。

これで計算すると、(2800-505)÷45=51となり、こちらもだいたいGARMINで計測したのと同じくらいですね
VO2Max(最大酸素摂取量)を高める方法
VO2Max(最大酸素摂取量)を高めるためには、ダラダラと長い距離を走るような運動をしていても向上しません。
ゼェゼェ言うようなきつい運動をすることで向上するので、インターバル走や、階段ダッシュなど、昔部活でやらされたような運動をしていくと、カラダが酸素を必要とするようになってきて、それを取り込む能力があがってくる、、、という仕組みです。
【最後に】一般の方もVO2Max(最大酸素摂取量)を意識して欲しい
因果関係は定かではありませんが、VO2Max(最大酸素摂取量)が高い人は、生活習慣病の発症率が低いとも言われています。
どちらにしても、VO2Max(最大酸素摂取量)を高める努力をすることで、体脂肪率も減るだろうし、運動習慣が身につくならいいことでしょう。
GARMIN(ガーミン)のGPS腕時計なら、12分間走などの面倒なことをしなくても、普段のランニングなどでVO2Max(最大酸素摂取量)の計測が簡単に行えます。
どんな数値か?というのを理解しておくだけで、GARMIN(ガーミン)のGPS腕時計の利用価値がアップするはずですよ。
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