靴を履かずに靴下で走る!? 「OLENO はだし靴下ロード 5フィンガー」レビュー

トライアスロンといえば、「スイム」「バイク」「ラン」の3種目を一度にすべて行う競技です。
すごくヘビーな競技のように思われますが、意外とやってみるとタイムを気にするというより、「完走すれば勝ち」という雰囲気があり、マラソンよりもストイックさが無いように思います。
さて、その中の「ラン」がボクにとっては実はネック。
以前、ヘルニアを患ったこともある上、フルマラソンくらいの距離を走ると必ず途中で膝痛と腰痛に見舞われ、歩くのも辛くなるので、普段のトレーニングにも、かなり神経を使っています。
走り方自体を「かかと着地」から「前足部での着地」に変えて、カラダ全体のバネを使って地面からの衝撃を吸収するような走り方にしています。

いわゆる「はだしランニング」っていうヤツですね
普段は、まったくクッション性の無いランニング用のサンダルなどで走っているのですが、たまたま仕事上の縁があって紹介していただき、お仕事をさせていただくことになった老舗靴下メーカーの「昌和莫大小株式会社」さんの自社ブランド「OLENO」の「はだし靴下ロード 5フィンガー」をランニングで使ってみたので、ご紹介させてもらいます。
靴下だけのランニングは、普段から「はだしランニング」のトレーニングを行っている方でない場合、短い距離を歩くところからスタートして、徐々に距離を伸ばして走るようにしましょう
今回紹介させてもらうのは、「OLENO はだし靴下ロード 5フィンガー (ブルーMix)」
足底の強度を高めていて、防弾チョッキにも使用される特殊スーパー繊維を使用しているらしく、JIS規格摩耗強度テストで74万回以上にも耐えられる設計とのこと。
しかし実際に、触ってみてもゴワゴワするような感じではなく、「靴底感あるよね」とは感じません。
滑り止めもついているので、室内での使用や上に靴を履く通常使用も可能なような気がします。
見た感じは普通のランニング用5本指ソックス

この用に足底部分に、しっかりとした滑り止めが付いているので、普段履きする靴下でないことは、見た目でわかりますが、ランニング用の靴下だと考えると、特に変わったところはありません。


しかし、足底の素材は甲の部分と違って、強度が高い感じがします。
よいランニング用の靴下は、立体裁断になっているので、平置きしている状態だとかかと部分が出っぱってしまっているので、すぐわかります。
「OLENO はだし靴下ロード 5フィンガー」を実際に履いてみた

初めて履くからなのか、強度が高いからのなのかは分かりませんが、履くのにちょっと手間取りました。

とはいえ、サポート力が強い靴下も、こんな感じなので、特別というほどではありません

上から見ると本当に普通の5本指ソックス

履いたときの足底には、滑り止めが設置部分にくるようになっています。

指の部分はボクにはピッタリフィットでした。

たまに余っちゃうときがあるんですが、ピッタリフィットでないと走れないですからね!
履いて、ランニングに出かけました

実際に走ってみると、地面の感触がリアルはだしに近いくらいに感じられてすごく良かったです。
ただし、そのメリットを得るためのデメリットもあったので、まとめておきます。
「OLENO はだし靴下ロード 5フィンガー」の良い点
- 路面の感覚がダイレクト
- リアルはだしと比べると最低限の保護ができる
- フォームの矯正になる
- 靴擦れを起こす心配が皆無
- 下駄箱が省スペース
- 靴だと考えるとかなり安い
「OLENO はだし靴下ロード 5フィンガー」のいまひとつだった点
- 路面が熱くなる時期は、やけどする(寒い時期はすごく冷たいでしょう)
- 着地する母子球あたりで小石を踏むと飛び上がるくらい痛い
- 靴下とかんがえると、高い
- 靴忘れたの?って言われた
「いまひとつ」で挙げたところも、良い点と相反する点が多いので、使い所を考えて使えば「はだしランニング」をするボクにとっては、ほぼメリットしかありません。

「靴忘れたの?」っていうのは、ランニング終わってそのまま馴染みのカフェに入ってしまったのでwww
【まとめ】サンダルと併用して使えば最強ではないでしょうか

「はだしランニング」のトレーニングには、クッション性のない履物がベスト。
というのも、クッションがあるとどうしても、かかと部分から着地したりフォームが雑になってしまいがちになるからです。
そのために、ボクは普段からランニング用のサンダルで走っているのですが、サンダルの場合はクッションはないにしても地面の感覚を感じることができません。
直接はだしで、路面の感覚を感じるというのは、ランニングをする上で意外と大切らしくて、それを感じながら走りたいのですが、サンダルの厚みでそれは難しいのです。
一方、靴下だけだと、ちょっとした路面の小石ですら、母子球で踏んでしまうとかなり痛く感じるくらいに、路面の感覚が伝わります。
ただし、アスファルトの舗装が荒れているところなんかは、痛くて走れないので、コースなど配慮をして短い距離でトレーニングとして使用するのに最適なのではないかと思いました。
強度もかなり高いようなので、サンダルを併用して長く使おうと思います。
では、また。最後まで読んでくれてテリマカシ。
▼OLENO公式サイトで購入することができます
▼ボクが普段履いているサンダル
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