レックマウントでガーミンのGPS腕時計がサイクルコンピュータに

ロードバイクにサイクルコンピュータを装着していると、どのくらいの距離を走ったか、いまの速度、平均ペースなどなどがリアルタイムで表示されるので、とても便利です。
前に乗っていたクロモリフレームのバイクには付けていたのですが、トライアスロンバイク特有のDHバーという前傾姿勢を取りやすくするパーツをハンドルの上に装着しているので、サイクルコンピュータを付ける場所がないというのが大きな理由です。

以前乗っていたクロモリフレームのロードバイクは、息子に譲ってしまい、そのサイクルコンピュータも息子のものになってしまい、ぼくのがないというのも理由ですが・・・
それは、前の人にくっついて走ってはいけないといいうルール(ドラフティング禁止)があるためで、より長い時間前傾姿勢でいることになります。
そのために、DHバーと呼ばれるハンドルに重心を乗せるようなパーツを装着している人が多いです。
このサイクルコンピュータ無し、ハンドルにマウントする場所無しの状態で、手持ちのGPSのウォッチをサイクルコンピュータ化して使うようにしました。
ぼくがやったことをご紹介します。
レックマウントでガーミンのGPS腕時計がサイクルコンピュータに
GARMIN fenix5 Sapphire
このGPSウォッチ「GARMIN fenix5 Sapphire」ですが、ランニングランニングだけではなく、バイクやスイム(プールでは装着禁止のところがほとんどですが)、ウェイトトレーニングその他、たくさんのスポーツに対応しています。
バイクに乗っているときも、これだけで十分なのですが、次のような問題があります。
問題1あくまで「ウォッチ」なので、当然のように腕に巻くと、これまた当然の様に自転車に乗っているときに、角度的にそのままでは目視することができません。
問題2ロードバイクの見える位置に巻きつけていると、心拍数の計測ができない。
この問題を両方とも、マウントするスペースを除いて、手持ちの装備で解決しました。
GARMIN vivosmart3
GARMIN製の胸に巻くタイプの心拍計を付けることで、ANT+という通信規格で心拍数が受信が可能となり、ハンドル部分に時計を付けていても心拍数の計測が可能になりますが、せっかく光学式心拍数がある「fenix5 Sapphire」を使っているのに、わざわざ買うのももったいない。
試行錯誤しているうちに、GARMIN製でもう一つ持っていたライフログバンド「vivosmart3」があり、こちらに付いている光学式心拍計のデータを、「fenix5 Sapphire」にリアルタイムで送信できることに気づきました。

これなら、「fenix5 Sapphire」を腕に付けていなくても心拍数が測れる!
「うえせい、すげぇ〜」とか思ったのですが、この方法、「fenix5 Sapphire」のようなGPSウォッチではないですが、バッテリーの持ちの良いGPS無しで心拍計だけあるバンドで計測した心拍数を、サイクルコンピュータに送るという使い方を、プロロード選手もやっているとのことなのです。
ハンドルにマウントはできないので、レックマウントを装着
この様にDHバーを装着した状態では、ハンドル上部いっぱいいっぱい占領しています。
サイクルコンピュータはおろか、ライトなど、なにもマウントできないです。
ここにサイクルコンピュータを装着することは難しいので、別にマウントするスペースを作る必要があったので、さまざまなアクセサリーをマウントするためのパーツをたくさんラインナップしている「レックマウント」のウォッチマウントを付けることにしました。
このようにDHバーの間にレックマウントが来る、そしてハンドルより前にくることで視認性がとてもよくなります。
「心拍転送モード」の使い方
vivosmart3ほか、光学式の心拍計が付いてるGARMIN製の製品なら、心拍転送モードが使えます。
ちなみに、vivosmart3ならこの様に表示されている状態にしておいて、fenix5 SapphireにセンサーをペアリングすればOKです。
ペアリングもBluetoothのように、パスワードを求められたり、面倒なことはないので、意外なほど簡単に繋がります。

ANT+という通信規格は、スマートフォンで使われるBluetoothと似ているのですが、Bluetoothよりも接続される距離が狭く、代わりに繋がりやすいというのが特徴です。
【まとめ】高機能なGPSウォッチはマルチにつかえて、便利過ぎる
画面サイズから考えて、サイクルコンピュータをつけた方が見やすかったりはするのですが、とりあえずあるものでサイクルコンピュータ化してみました。
どっちにしても、サイクルコンピュータだけでは、心拍数を計測することはできないので、今回vivosmart3でその役割をさせられることを発見できたのは、めっけものでした。
これで、すこし自転車のトレーニングが快適になりそうです。
では、また。最後まで読んでくれて、テリマカシ。
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