ランニング用のサンダル、定番3モデル履き倒した感想で比較!【XERO SHOES、LUNA SANDALS】

普段のランニングや、トライアスロンのレースの時にも、ずっと履いているのがランニング用のサンダルです。
すでにサンダルとしては3足目となり、ビブラムファイブフィンガーズという5本指の靴からすると5年以上はだしランニングの走法をしていることになります。
そんなボクが単純な比較記事ではなく、履き倒しして走りまくった上での感想と比較を、ご紹介します。
ランニング用のサンダルとは?
ランニング用のサンダルは、そもそもトレイルランニング用として開発されたものです。
トレイルランニングというのは、山や岩のあるようなアウトドアな環境で走ることで、山を素足のようなサンダルで走ることで、足裏の感覚が研ぎ澄まされて、カラダの使い方が上達すると言われています。
走り方
ランニング用のサンダルはソールがとても薄いのでかかとから着地をすると、衝撃が強すぎてまともに歩くことすらできません。
このため、かかとではなく足裏の拇指球あたり、いわゆる前足部で着地をして、後ろの蹴るのではなく真上に脚を上げるような感じで走ります。
かかとから着地をして、後ろに蹴るという通常のランニングシューズでの走法とは大きく異なります。
このように走ることで、地面からの衝撃を受けないようにした上で、それでもかかる衝撃はカラダのバネで吸収し、前へ進む力にするというものです。
サイズ選び
足の実寸と同サイズのものを買うことを、各メーカーさんは推奨しています。
ボクが思うその理由は、ランニングシューズの場合、捨て寸(爪先部分の余裕)というものをとった上でサイズ選びをしますが、ランニング用のサンダルの場合、捨て寸をとると爪先部分があまり、ランニングの際につまずいてしまう可能性があるからだと思います。

ちなみに、ボクの場合はランニングシューズでも捨て寸は取らないで実寸で買うのですけどね
【関連記事】「LUNAサンダル」を通販で買うときにも、ジャストサイズで購入する方法
ランニング用サンダルのメリット
ランニング用のサンダルを履いて、ランニングをすることの1番のメリットは、何と言っても膝腰への負担が軽くなることです。
かかとから着地をして走るというのは、思った以上に地面から衝撃を受けています。それを、スポーツメーカーの技術で、ソールの緩衝材で緩和をしてくれているのですが、着地するたびに受ける衝撃は、どんどんカラダに蓄積されていき、いつかは症状として現れてきます。
実際ボクは、はだしランニングを取り入れてからというもの、膝の痛みがでることはほとんどなくなりました。
ランニング用サンダルのデメリット
慣れるまでは、かなりふくらはぎがパンパンに筋肉痛になります。どれだけ、普段使ってないね〜ん!って感じだと思います。
あと、慣れるまでマメができやすい人も多いようです。
このため、最初から今までのランニングシューズで走っていたような距離を走ろうとすると、筋肉を痛めてしまう可能性がありますので、短い距離から少しずつ慣れてもらうことをオススメします。
また、あくまでサンダルなので、足が丸出しになってしまうことから、寒い時期に使えないというデメリットがあります。

ボクの場合は「XERO SHOES Amri Z-Trek」に靴下を履いた上で、ネオプレーン素材のトゥカバーを付けて寒い時期でも走っています。
サンダルで走るときの注意点
とにかく、前項でも書きましたが、少しずつ慣らしていくことが大切だと思います。
ウォーキングからスタートして、短い距離のランニングという段階を踏んでから、徐々に距離を伸ばしていきましょう。
また、ココでも紹介しますが、サンダルには種類が幾つかあってソールの厚みもそれぞれです。
なれないウチから、あまりペラペラのソールのモデルはオススメできません。

このあとで、紹介する「LUNA SANDALS」がベターな選択だと思っています。
LUNA SANDALS Venado
ソール
ソールは、ある程度厚みはあります。
普通のビーチサンダルのような素材にも見えますが、もっと硬さがあってしっかりしています。
衝撃吸収があるかと言えば、ほとんどありませんが、この厚みのお陰で路面の小石を踏んだり、荒れた路面を走っても、足裏まで痛みがくることはありません。
しかも、ソールで有名なビブラム社が開発したソールなので、耐久性は文句なしです。
ストラップ
ストラップは、ナイロンの平たいベルトのような素材でできています。
今回紹介している3モデルの中では、一番しっかりしたベルトです。
非常に安心感はあるのですが、鼻緒部分に厚みが出てしまうため、慣れないウチは鼻緒に当たる部分が擦れて痛い可能性があります。
履き心地
LUNA SANDALSのソールは、たくさん履いて、たくさん走っていくうちに形が変化してきて、足にピッタリフィットしてきます。
ストラップでしっかり締めていると、それこそオーダーで作ったかのような感覚になり、手放せない一足になることでしょう。

ボクとしては、最初の一足にはこのルナサンダルが一番のオススメです。
XERO SHOES Amri Z-Trek
ソール
XERO SHOESのソールは、独自に開発されたものですが、グリップ力については、不安を感じたことはありませんし、もちろん耐久性についてはかなり優れており、ボクが使っていてもそんなにすり減った感はありません。

はだしランニングは後ろに蹴り出さないため、そもそもソールが減りにくいというのもあるのですけどね
Amri Z-Trekについては、通常のランニングシューズのアウトソールのみがついているという感じなので、クッション性は皆無です。
また、LUNA SANDALSと比較すると、かなり柔らかいため簡単に丸められます。
小石のなどを踏んだりすると、ちょっと痛いこともある薄さだと思ってもらうと分かりやすいです。
ストラップ
ナイロン素材のベルトタイプであることは、LUNA SANDALSと同様ですが、厚みはありません。
薄いタイプのベルトがZ型になって締めるので、Z-Trekというモデル名なのでしょう。
履くときは、かかと部分のマジックテープでしっかり止めればいいだけなので、非常に簡単ですし、鼻緒タイプよりもフィット感は高いので、鼻緒が無くても爪先部分がパカパカするような感覚もありません。
個人的には、このストラップの締め方が一番いいような気がします。
履き心地
足首部分でしっかりフィットさせるようにベルトを調整すれば、多少つま先部分に余裕があっても、問題なく走ることができます。
ソールに関しては、まったく衝撃を吸収することがないので、普段履きにしても慣れが必要になってきます。
しかし、鼻緒を使わないタイプは珍しいので、靴下を履いて寒い時期でもサンダルでランニングを考えているなら、2018年4月現在ではこのタイプ一択だと思います。
ちなみに、このタイプでもXERO SHOESでは数モデル用意されているので、いくつか検討してみるといいと思います。
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XERO SHOES Amri Cloud
ソール
Z-Trek同様の厚みですが、サンダルの表面にEVA素材が配置されていて、前足部で着地した際の衝撃を緩和してくれます。
このお陰で、Z-Trekに比べると多少柔らかい着地感になりますが、そうは言っても6mmしかありませんので、荒れた路面などの感覚は直に伝わってくると思った方が無難でしょう。
耐久性やグリップ力については、Z-Trek同様にかなり優れています。
ストラップ
ヒモ状のストラップとなっています。このため、履いて上からみると本当にはだしのようにみえるくらいです。
鼻緒のあるタイプの締め方なので、慣れるには少し時間がかかりますが、その分つま先部分のフィット感は高いです。
あと、このモデルの注意点ですが、初期のLUNA SANDALSにもあった問題ですが、かかとのストラップがズレてしまいやすいので難点。
足首部分にもう一本ストラップをDIYで追加した方が良さそうです。
履き心地
ヒモ状のストラップのお陰で、かなりの開放感です。
ほとんどはだしに一枚ゴムのシートが付いたみたいな感覚で履くことができます。
もはや履くという動詞が合っているのかさえ疑問なくらい。
実際走ってみると、衝撃吸収は期待できませんが、意外とEVA素材がいい感じの履き心地にしてくれるので、ボクは一番気に入っています。
【まとめ】定番3モデルの比較
比較表
LUNA SANDALS | XERO SHOES Z-Trek | XERO SHOES Amri Cloud | |
---|---|---|---|
ソール厚 | 9.0mm/td> | 5.5mm | 6.0mm |
ストラップ | ベルト状ナイロン素材(厚め) | ベルト状ナイロン素材(薄め) | ヒモ状ナイロン素材 |
重さ(9インチ・片足) | 122g | 185g | 120g |

ボクは、Z-TrekのストラップにAmri Cloudのソールが合わさったら、最高だなぁと思っています。

最初の一足には、LUNA SANDALSがオススメなのは、変わらないですけどね!
いろいろと比較しましたが、見た目が気に入るかどうかというのも大事なポイントです。
履いて慣らすには、普段履きとして近所の散歩なんかにも使うことが一番ですから、見た目が気に入らないと履かなくなりますからね。
そのような観点から選んでもらってもいいと思います。
あと最後に、ランニング用のサンダル、そしてはだしランニング走法というのは万人に対して有効なものではないので、無理はしないでくださいね。
では、また。最後まで読んでくれてテリマカシ。