fi’zi:k(フィジーク)のサドル「TRITONE(トライトーン) 5.5 kiumレール」が快適

ロードバイクに乗り始めると、最初はお尻が痛くなるのですが、それも最初のうちだけ。
わりとすぐに慣れるものですが、ロングライドにでるようになってくると、また痛みが出る人がでてきます。
そうなると、評判のいいサドルを次々買ってしまうサドル沼が始まってしまうんですよね。
ボクうえせいは、おかげさまでそれほどサドルで悩むことはありませんでしたが、それでも快適な方がいいのは間違いありません。
ボクのサドル遍歴とともに、いまとっても快適に使っている「fi’zi:k(フィジーク)のTRITONE(トライトーン) 5.5 kiumレール」をご紹介!
ボクうえせいのサドル遍歴
昔はロードバイクというのは基本的にフレームを買って、パーツを選んで自転車屋さんに組んでもらうものだったようですが、ボクが20年ほどまえに購入したころには、すでに完成車を買うことが一般的になっていました。

いまでも、フレームとパーツをバラバラに購入して、自転車屋さんに組んでもらう、もしくは自分で組むという方法もありますよ!
2台目以降だとこだわりのパーツもあったりしますから、移植なんて場合もありますからね!
購入最初は、良くわからないまま、完成車についているサドルのまま乗っていたのですが、長く乗ってると軽く痛みがあったので、交換することに。
セラサンマルコのコンコールライト
写真:Amazon
当時、ツール・ド・フランスなどで活躍していたランス・アームストロングのマネをして、サドルはコンコールライトにしました。
他にも、片方をダブルレバーにしたり、ベダルとシマノ製なのにLOOK互換というキワモノペダルも使っていました。
このコンコールライトは、細身で後ろが反り上がってるタイプで、前後に動かすというよりは、お尻を固定して乗る感じ。
ボクの持っていたのは、座面に刺繍もあったので、すべり止めにもなっていました。
これは、これでかなりお気に入りでした。
BROOKSの革サドル
写真:Amazon
一転して、革のクラシックなタイプのサドルを使っていました。
分厚い1枚の革をサドルの前と後ろで吊るようにして、ハンモックのように固定するタイプで、最初は全くなじまずただの硬いサドルなのですが、乗っていくうちにどんどんお尻に馴染んできて、とても快適になりました。
手放せないサドルに育ったのですが、その後メッセンジャー(自転車で配達する仕事)の仕事に就いて、雨の日も風の日も、寒い日も熱い日も毎日毎日自転車に乗っていると、革がだんだんとたるんでくるようになり、サドル中央がくぼんでしまったことから、泣く泣く交換することにしました。
適当にその辺にあったサドル
ボクは前述の通りよほど合わないサドルでない限りはだいたい乗れてしまいます。
ちょうど、転職、子どもができる、ヘルニアを患う・・・などなど、いろいろとあった時期でしたので、自転車に乗る時間も少なく、サドルも無頓着になっていました。
fi’zi:k(フィジーク)「TRITONE(トライトーン) 5.5 kiumレール」
インナーマッスルトレーニング、腹筋背筋、その他筋トレをひたすらやって、体づくりをした結果、なんとかトライアスロンのトレーニングを再開できるようになりました。
コレを機に、トライアスロン用のサドルを買おうと思い、いろいろと調べて買ったのがこのfi’zi:k(フィジーク)の「TRITONE(トライトーン) 5.5 kiumレール」です。
気に入っているポイント5つ
ノーズレスで、後ろに長いデザイン
このサドルは、明らかに見慣れたものとは違う形をしていると思います。
先端部分がスパッとカットされていて、代わりに後ろが長くなっているので、前後が逆になっているようにも見えます。
このような形になっているのは、トライアスロンはロードレースと違って、前の自転車の後ろにピッタリついて風よけにする(ドラフティングといいます)ことが禁止されていることから、前傾姿勢になって出来る限り風の抵抗を減らそうとします。

クルマやオートバイのレースだとスリップストリームとかいいますね
このとき、サドルの前部分があると、男性で言うと大事な部分の付け根あたりが圧迫されるので、痛みに繋がります。
これを避ける目的で前部分が無いデザインになっています。

ちなみに後ろが長いのは、サドルの長さに規定があるため、短くできないという事情もあるようですが、ブレーキングのときとか、腰を後ろに引けるのは利点でもあります。
センター溝
ノーズがないので、ノーマルなサドルに比べると、そもそも身体に当たる部分自体が少ないのですが、それでも会陰部が圧迫されると身体的にもよくないので、センターに大きく溝が設けられています。
ノーズレスと合わさっての効果で、ボクは使い始めてからサドルが原因での痛みは全くありません。
サドルの後ろに専用のボトルゲージの台座
トライアスロンの場合、ロングディスタンスともなると、かなりの時間自転車に乗っていることになります。
ロードレースと違って、パンクしたりした場合に備えての予備のタイヤやチューブも必要になってきます。
ドリンクも積んでいる上に、チューブやタイヤも持っておこうと思うと、積むスペースが足りないので、サドルの後ろ側を利用するのですが、この時後ろが長いデザインだと汎用性の部品が使えないため、ボトルゲージ(ドリンクホルダー)を取り付けるための専用の台座が付属しているのです。
もちろん買った時の状態は、台座なしのバージョンです。
あまり見かけない
ノーズレスのデザインのものは、時々見かけるのですが、このMISTICA(ミスティカ) kiumレールforトライアスロンを使っているのをボクは見たことがありません。
ひとと被らないっていうのも、ボクにとっては意図してはいませんでしたが、嬉しいポイントでもあります。
【まとめ】fi’zi:k(フィジーク)のノーズレスサドルは、お尻の痛みがある方はお試しあれ
フィジークのサドルは、少し高めの価格帯の製品も多いからか、販売店によってはテストサドルをレンタルしてくれるお店もあります。
このTRITONEの細かい部分を改良した後継モデル「MISTICA(ミスティカ)」が発売になっていますので、できればレンタルさせてもらって試してみてください。
気に入ってもらえると思いますよ。
では、また。最後まで読んでくれて、テリマカシ。
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