25mも続けて泳げなかった僕が、トライアスロン出場するためにスイム練習で意識した劇的に泳ぎが楽になる2つのコツ

トライアスロン好きな時々アウトドアで仕事する健康オタクのWEB屋さんのうえせい(@charin_co)です。
ちょうど30歳になった時に急にトライアスロンをやりたくなって、なんの経験も知識もなくいきなり半年後のレース(しかも海外)にエントリーするところから始まったボクのトライアスロン。
そのころは次のような状態
- 身長173cm体重80kgのちょっとおデブさん
- 10年近くまともに走ってない
- もちろん泳いでない
- 自転車持ってない
- 20台後半から急激に衰えを感じ始めていた
エントリーして、海外旅行の段取りまでしてしまったので、トレーニングをしていかないといけなかったのですが、くじけそうになる事の連発。
その中でも、スイムが一番大変でした。
実際、いい大人になってから久々に泳ぎだすと・・・

25mまともに泳げないやん!
高校生の頃は、授業ではちゃんと泳げていた(はず)ので、泳げるはずなんですが、一生懸命泳いでいるだけで、とても疲れる・・・
そんなボクがトライアスロンに出るまでにしたこととは、

上手な人の泳ぎを研究すること
この1点です。
そして、たった2つ意識して練習をすれば楽に長く泳げることに気づいて、無事トライアスリートの仲間入りができました。
その意識した楽に長く泳げるコツ2つをご紹介します。
楽に長く泳げるコツ その1:顔の向き
前ではなく下にする
泳いでいるとき、顔を進行方向に向けたくなるのですが、実はこれがダメなんです。
人間のカラダって上手くできていて、頭から足までのカラダをちゃんとニュートラルな状態(まっすぐ)にしようとするので、泳いでいる時に顔をあげると、カラダはまっすぐに保つ働きで沈んでしまうのです。
このまっすぐになろうとする働きを利用して、顔は下(プールだと底を見る感じ)に向けてしまえばいいのです。
そうは言ってもゴールの壁が分からないと危ないので、目だけを少し先に向けるようにします。
丹田(おへそから少し下)が一番浮いている感覚
泳いでいる時に一番不安なのが呼吸(息継ぎ)ができるかどうかですよね?
息継ぎばかりに意識が行き過ぎると、頭を一番浮かそうとしてしまうので、どうしても下半身が沈んでしまうのです。
これは泳いでいる(練習ではその場で浮いてみるだけでいい)時に、丹田という場所(おへそのちょっと下)あたりが、一番浮いているように意識するといいです。
カラダのちょうど真ん中なので、脚が沈みすぎることはないし、そもそも上半身は空気がいっぱい入った浮袋のような肺があるので、下半身だけが浮いて上半身が沈むことはないですから、ちょうどいい感じで、カラダがまっすぐになってくれるのです。
ボクがスイムの練習を始めた頃に、楽な感じで長く泳いでいる人と一生懸命泳いでいる人との違いをプールの中に入って、水の中で観察していて一番良くわかる違いはここでした。
下半身が沈むと、何もいいことはない
下半身が沈むことによって、いいことは何もありません。
バタ足をしてもその力は上向きになるので、前への推進力になりません。
その上カラダが進行方向に対して斜めになるので、水の抵抗が大きくなって、ただしんどさだけが増すことに繋がります。
楽に長く泳げるコツ その2:息継ぎは斜め後ろに左右交互
トライアスロンでスイムは、だいたいみなさんクロールで泳ぎます。
別にどんな泳ぎ方でもいいのですが、遠泳にはクロールが一番向くからです。

平泳ぎの方がいいんじゃないの?

平泳ぎは正面を向いている安心感と、息継ぎのしやすさだけで、実は効率が良くないので長く泳ぐと疲れるねん
そう、そして息継ぎがかなり重要ポイントでもあります。
左右両方で息継ぎができるようにする
左右呼吸とは右側、左側に顔を横にして行う呼吸のことです。たいてい3回ストロークをして右そして3回スロトークをして左と呼吸をするのが一般的。
ストロークの回数は人によってさまざまで5回ストロークまたは7回ストロークをして左右呼吸をする場合もありますが、トライアスロンの様に長い距離を泳ぐ時に5回とか7回とかのストロークだと、息が持たなくなってくるので、3回がオススメです。
練習するときは、左右呼吸とは一回ごとに右、左と見る以外に、数回右サイドで呼吸し、その後左サイドで呼吸してもいいです。
また片道右サイドで呼吸、帰りは左サイドで呼吸してもいいでしょう。
とにかく、ここで大切なポイントは右、左のサイド両方でクロールの呼吸を行うことができるということ。
これも、プールで上手な人の研究をしていて分かったのですが、クロールが左右均等にできている人ってわりと少ないんです。
片側だけで呼吸すると息継ぎの際に、顔を上げている方と反対側のカラダが大きく沈んでしまっていて、水の抵抗がものすごいことになっているのです。
このため、息継ぎのたびに大きくスピードを落としていることに気づきました。
反対に上手な人は息継ぎを左右両方しているか、片側でも左右の泳ぎに違いがあまりないのです。
そこで、ボクの出した答えが、片方だけクロールの呼吸をしていると、クロールのテクニックを左右対称に保つことが難しく、クセがついて片方の体がブレるということ。
左右交互の息継ぎは意外に、すごく大切なのです。
口だけ水面から出てれば呼吸ができる
泳げない人が一番に言うことが。。。

息継ぎできないんです。
泳ぎの最中に息継ぎという動作を入れることは、ちょっとテクニックがいることだし、もちろん息継ぎできないと、息が切れたらそこでおしまい。。。
ということで泳げないですよね。
とくにクロールは、他の3泳法と違い(背泳は息継ぎがないけど)、横向きで息継ぎをします。
その時に大きくカラダがブレやすいのですが、上手な人はそうなっていません。
よく見てみると次のことがわかりました。

水面から、口だけ出してる!
そう、息継ぎの時、がばっと顔を水面からだしてないんです。
横ではなく、斜め後ろ
▼真横に顔を向けて息継ぎをしようとした場合
そのことを実現するためにボクが意識していることは、クロールの息継ぎは真横ではなく斜め後ろに向けて顔を上げるということです。
▼斜め後ろに顔を向けて息継ぎをしようとした場合
斜め後ろを意識することで、顎がより上に上がるため、実際に息をするための口がより水面から上がると同時に、顔をガバッと水面から出さないので、カラダのブレが少なくてすみます。
【まとめ】浮いている場所は丹田で、息継ぎは斜め後ろに左右交互
たった2つのことを意識して練習しただけで、かなり楽になって半年後のレースに間に合いました。
はじめは25mも泳げなかったボクが、どんどん距離が伸びていくので、練習がとても楽しかったのを覚えています。
高齢化社会を迎えようとする時に、老後の蓄えばかりが取り上げられますが、一番大事なのは健康寿命。
そのために、複合的にトレーニングができるトライアスロンを年に数回レースにでるということを、取り入れてみてはいかがでしょうか?
では、また。最後まで読んでくれて、テリマカシ。
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